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遠州掛塚(砂町)で明治から昭和40年頃まで、刳り物や挽き物などの木工製品を製作していた「くりものや」 2017年秋、二人の三代目により、くりものやが復活しました。

たんすの傷は…


これは母の嫁入り道具のたんすです。
大工だった祖父 太作が持たせてくれたもので、母はそりゃあもう大切にして、ことあるごとに「じいじが買ってくれた大事なたんす」であることを話してくれてました。

実はこのたんす、自分にとっては心の棘なのです。


この傷がね。

これ、小学校2年生のときに、ノコギリで切った傷なんです。
原因は忘れちゃいましたが、母に叱られて、その仕返し(?)にやったんですよ。
母が一番大切にしているものだから。我ながらイヤなガキです。

この傷を見つけた母は烈火のごとく怒って、バシバシ叩かれました。
たまたま裏から顔を出した隣の奥さんが止めてくれなければ、マジで殺されると思いました(笑)

背比べの柱の傷は微笑ましいけれど、たんすの傷は心の棘なんです。
謝っても謝りきれない。他にも謝りたいことはいっぱいあるけど…

その母が先日他界しました。

今まで、この傷を埋めようか?いや、そのままにしようか?と迷ってここまで来ましたが、戒めのため(?)このまま残そうと決めました。

その代わりと言っては何だけど、以前書いた母のくけ台
どこかにいっちゃって見つからない針山の部分を作って、これを葬儀会場に展示しました。
くけ台を使って裁縫をしている姿が子供の頃の記憶に焼きついているから。


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