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遠州掛塚(砂町)で明治から昭和40年頃まで、刳り物や挽き物などの木工製品を製作していた「くりものや」 2017年秋、二人の三代目により、くりものやが復活しました。

カートリッジキーパー

高校の同級生から、「カートリッジキーパーを作ってよ」と頼まれたのは昨年の5月。
それ何?ってとこからスタート。ネットで調べましたよ(笑)
アナログのレコードプレーヤーの針(カートリッジ)は交換式になっていて、マニアは何本ものカートリッジを使い分ける(聴き分ける)そうなんですね。
そのカートリッジを保管するためのケースがカートリッジキーパー。
当然といえば当然ですが、四角いものばかり(笑)
くりものやさんの得意分野が活かせるところは…

カートリッジを取り付けるパーツがアルミ製の別体になってる商品があったので、それを木製にして旋盤で挽くことにしました。

でもね色々考えてるうちに、「本体が丸くてもいいんじゃないの?」と思い至りました。
そしたら全部真正面!
日によって向きを変えて眺めることができるじゃーないか。

6本収納できるように、というリクエストでしたので、特製の治具を作りました。

材料を旋盤に固定するためのフェイスプレート。
標準のものは木ネジ4本で固定するのですが、後で内側をくり抜いちゃうボウルと違って、これは台なので、仕上がったときにネジ穴が残ってしまいます。
だったら6本で固定して、ネジ穴をカートリッジ取り付け用の穴に活かしちゃおうというわけ。


特製フェイスプレートで固定して、底の部分と側面を大雑把に削っておきます。


そうこうするうちに、アクリルのドームが届いたので、面一になるように合わせ面を仕上げます。


それから、中に収納するカートリッジは高価な精密部品なので、カートリッジキーパーを手に持って移動するときに、滑って落っことしたりしないように、側面の形状も工夫しました。



これで納品できる!
と思ったのですが…
ご依頼主が、愛用のカートリッジ持参で引き取りに来てくれまして、
実際にカートリッジを収納して、ドームを被せると…
ガ━━Σ((  д ) ゚ ゚━━ン!!
カートリッジとドームが当たっちゃうじゃないですか(T-T)
納品延期ぃ〜
取り付け面をさらに掘り下げる修正を施しました。


ようやく完成!
構想から8ヶ月。無事納品と相成りました。

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