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遠州掛塚(砂町)で明治から昭和40年頃まで、刳り物や挽き物などの木工製品を製作していた「くりものや」 2017年秋、二人の三代目により、くりものやが復活しました。

擬宝珠について調べてみた

ここ最近は、擬宝珠づくりに没頭していたわけですが、由来とか、色々な様式があるんじゃないか?とか、詳しく知りたくなって調べてみました。

一般的には「ぎぼし」と呼んでいますが、「ぎぼうしゅ」と読むのが正しいようですな。
お寺や神社の高欄のほかに、橋の親柱にも使われていて、装飾としてのほか、親柱の頂部が雨水で腐朽するのを防ぐ目的もあって、金属製のものが多い。そりゃそうですね(笑)


かつては朝廷と関わる建造物にのみ使われていたようで、擬宝珠は尊い装飾なんだそうですよ。
どうしてもヒノキで作りたくなったのは、そんな尊さを感じたからですね、きっと。


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
「節」のついた「胴」の上部を「伏鉢(ふくばち)」で蓋(?)をして、盃をひっくり返したような「欠首(かきくび)」の上に「宝珠」が載る。
時代が古いものは宝珠が小さく(鎌倉型)、時代が下がるにつれて宝珠が大きくなってきたんだそうです。
画像を見ただけで作ったのですが、なんとか様式に合っていたようです。宝珠が大きいから、近代型かな?

起源は諸説あって、一つは仏教における「宝珠(ほうじゅ)」だという説。
お地蔵さんが左手に持っている先が尖った珠のことですね。
お釈迦様の骨壷の形だとか、龍神の頭の中から出てきたとも言われ、願いが何でも叶う珠(如意宝珠とも言う)で、病苦を除き、災いを経つ力を持っているのだそうです。
日本武道館の「屋根の上に光る玉ねぎ♪」も宝珠ですね。

その宝珠を模したのが擬宝珠というわけ。

もう一つは、ネギ坊主に由来するという説。ネギは、その臭気が邪気を払い魔除けになると信じられ、その力にあやかって使われるようになったとか。
葱帽子、葱坊主が変化して擬宝珠になったんじゃないか?という話。

いずれにしても、災いを取り除き、願いが叶うってんだから、身近に置いて、ときどき触ったりなんかしたら癒やしになるんじゃないでしょうかね?

宝珠の先が尖っているのも、宇宙とエネルギーのやり取りをするアンテナの役割をしてるんじゃないか?と、ビビビッ!が見えるようにも思えてきます。

そうそう。
落語にも「擬宝珠」という噺があるんですよ。
埋もれていた古典を、柳家喬太郎 師匠が掘り起こして演じているのだそうです。
動画は27分あるんですが、「擬宝珠」の噺自体は短いので、ほぼ半分が「まくら」ですが(笑)
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