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遠州掛塚(砂町)で明治から昭和40年頃まで、刳り物や挽き物などの木工製品を製作していた「くりものや」 2017年秋、二人の三代目により、くりものやが復活しました。

桜のシチュースプーン試作品

ご依頼をいただいて、久しぶりにスプーン作り。


私、スプーンは左右非対称であるべき論者なので(笑)、こんな形にしてみました。

口元側は、最後の最後まで残ったシチューをすくいやすいように、薄く平らで、奥側は深く。
一番深い部分がさじのど真ん中ではなく、奥側に寄っているのが特徴です。
それから、柄の指先が当たる部分は山型に削ってあります。


これは、LAMYの万年筆「サファリ」にインスパイアされました(笑)

サファリは、ドイツの小学生の字の練習用として開発された万年筆でして、初めて筆記具を手にする子どもたちが自然に握れるように、グリップを山型にすることで、親指と人差し指で正しい持ち方ができるようになっているんです。

このスプーンも、親指と人差し指を山の斜面に置くと、さじ面が水平になります。


横から見ると、こんな感じ。
木工旋盤で削った柄の部分と、後からさじ面とのつながりを見ながら削っていった首の部分とのつながりが一直線にならなくて、少〜しくねっている様子がなんとなくセクシーじゃないですか?(笑)
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