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遠州掛塚(砂町)で明治から昭和40年頃まで、刳り物や挽き物などの木工製品を製作していた「くりものや」 2017年秋、二人の三代目により、くりものやが復活しました。

桜のスプーン

先日、独楽をまとめて作ったときの端材ですが、実は使い道は決めてありました。
大学時代のサークルの仲間二人から「スプーンを作って」と頼まれていたものの、工房ができて、木工旋盤に夢中になっていたので、手作業のスプーンにはなかなか手が回らなかったのです。

でも、あんまりお待たせしてもいけないし、丁度よい材料ができたところで思い切って製作に取りかかりましたよ。

夏に買ったフック船長のナイフ(?)で内側を削り、大まかな形はバンドソーで切ったので、だいぶ楽にはなりましたが、ここからはナイフ(伝統の肥後の守)でひたすら削る作業。
なにしろ時間がかかります。というわけで途中の写真もほとんどありません(^_^;

一気にワープして、最後はクルミ油を2回塗って完成です。
2本作るのに8時間かかりました。ちょっと時間がかかりすぎだな〜。


微妙ですが、アンシンメトリーなデザインとなっております。これは右利き用ですね。
スプーンって、左右対照じゃないほうがいいような気がするんですよねー。
使い勝手がよいかどうかわかりませんが、試しにやってみました。




一本は女性用なので、堅くて粘る桜材の長所を生かして、手で持つ部分を極力薄くしてみました。
手触りもすべすべでいい感じ(^_^)


で、早速発送しました。

ひとつは都内へ、
もうひとつは、なんとなんと!

赤道を越えて、アフリカ大陸の最南端、南アフリカ共和国へ空輸中であります。
ちゃんと届くのかなぁ?
郵便局のお姉さんも「たぶん…」と言ってくれたので、まぁ届くでしょう(笑)
Tさん、もう少しお待ちくださいまし。

日本国内の郵便事情は素晴らしくよいので、都内のYさんのところには翌日届き、早速写真が送られてきました。
でも、写真を撮ってる間にアイスが溶けちゃいますよ(笑)

木のスプーンは、アイスクリームには最適です。
スプーンが冷たくならないので。
Yさんからも、
「木の温もりって言葉はよく聞くけど、これぐらいはっきり感じたことはなかったかも」
というコメントをいただきました。
薄い柄の部分についても、
「薄いけどしっかりしているので大丈夫。この薄さは女性の手にイイと思いますヨ」とのこと。
たぶん、シンカンセンスゴイカタイアイスでも折れない自信はあります(笑)

それにしても、人様に使っていただくモノを作るのは緊張するね〜。
そうやっていかないと進歩しないのかもね。

というわけで、端材からスプーンを作ったのですが、その過程でもさらに端材が出ました。
スプーンは歩留まりが悪いのですよ。
また別の機会に何か作ろうと思います。
できるだけ有効利用しないと木に申し訳ないですからね。

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