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遠州掛塚(砂町)で明治から昭和40年頃まで、刳り物や挽き物などの木工製品を製作していた「くりものや」 2017年秋、二人の三代目により、くりものやが復活しました。

檜の蓋つきペン立て

会社の後輩から、蓋つきのペン立てを頼まれてました。
娘さん用だそうで、材料も形もお任せ。
ついでに納期も「いつでもいいすよ。職人を急がせるとろくなことしねーから!」と、
口は悪いですが、ものづくりの難しさも楽しさもよくわかっている、いい後輩です(笑)

で、お子さんが使うってことで、

半分ずつ色が違ったら楽しいかなー?と、こんな材料を仕入れて作り始めたものの、
中刳り中に割れまして(汗

大人向け、渋目のお猪口に姿を変えました。
どなたか、このお猪口、材料の元が取れる値段で買ってください(笑)

で、しばらく放置してたのですが、そろそろ作ろうと。
材料は…工房を見渡して目に入ったのは檜(ヒノキ)。

そういえば、檜の蓋つきの筒(小物入れ)って見たことないよね〜。
そりゃ誰も作りたくないわな〜。脆いからボロボロになっちゃうもんね〜。
じゃあ作ってみようかな(笑)

蓋つきの小物入れ(木工の世界では、丸くても「小箱」って言うんです)を作るときは、
まず、いつものように角材を丸棒に挽いたら、両側にチャックつかみを作って、蓋になる部分を切り離します。
それで、蓋パーツをチャックでつかんで内側をくり抜きます(ここまで写真がなくて、すみませんm(_ _)m

次に、本体になる部分をチャックでつかんで、蓋の合わせ部分を加工します。

できるだけ木目が合うように、合わせ部分は最小限にしました。
ここらへんは作り手の自己満足の世界です(笑)

そしたら、合わせ部分に紙を挟んだり、マスキングテープを巻いて蓋を取り付けて、蓋の頭の部分を加工したり、本体と蓋が面一になるように表面を整えます。

このとき、ちょっとしたことで蓋が吹っ飛ぶので注意しましょう。
2回飛びました(笑)

蓋が出来上がったら、本体の内側を刳り抜いていきます(ここから夢中になったので、またまた写真がありませんw)。

なんて、偉そうに解説してますが、よく考えてみたら、今まで蓋つき小箱は一度も完成したことがありません(笑)
蓋が割れたり、本体が割れたり…(^_^;



しかし今回はめでたく完成です\(^o^)/
ゼブラのハイマッキーとサラサが檜風呂につかって「いい湯だな〜」といった風情ですね。



蓋と本体の間は、おそらく6〜7mm詰まっているので、完全というわけにはいきませんが、木目がつながって蓋の境目も目立たないでしょ?
まるで一本の棒であるかのように仕上げるのが醍醐味です(笑)

今回は敢えてコーティングはせず、檜の地肌のすべすべ感と、よい香りを楽しむようにいたしましょう。
それからね、めちゃめちゃ軽いです。
何より、作ってて楽しかった〜(^_^)
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